PROJECT STORY

住み慣れた家で暮らし続けられる社会へ。「在宅医療」の選択肢を増やす。

PROJECT STORY
PROJECT01
PROJECT STORY ーPROJECT01
住み慣れた家で暮らし続けられる社会へ。「在宅医療」の選択肢を
増やす。
医療経営支援
CUC

在宅医療を必要とする患者さまは、全国に溢れている。
CUCによる在宅医療の立ち上げ支援プロジェクト。

プロジェクト概要
CUCでは地域への在宅医療クリニックの新規開設支援や病院での訪問診療部立ち上げの支援を行っています。病院への通院が困難な方々に対して、「在宅医療」という新たな地域医療の選択肢を提供する、仕組み作りのサポートです。現在、全国各地で40を超える医療機関を支えています。

CUCの訪問診療クリニックを新設するサポートは、展開先医療圏のマーケティングに始まり、物件選定、各種届出の申請、渉外活動、スタッフの採用活動、夜間コールセンターの導入など、新規開設に必要な全ての工程を担います。

新しいクリニックを立ち上げ、安定経営を実現することは、簡単なことではありません。そこに対してCUCでは経験豊富なコンサルタントが現地に常駐し、院長と二人三脚で伴走する体制で、短期間での開設と安定運営を実現しています。

ある地域のクリニックを例に挙げると、立ち上げから1年間で患者さまゼロから200名弱の規模まで規模を拡大できました。たった1年間で地域の患者さま200名に、在宅医療という新しい医療サービスの選択肢を届けることができた事例です。

プロジェクトの中で、特に大変なことは、医師の採用と業務の効率化です。
一人の医師が担当できる患者さまの人数には限りがあるため、地域の患者さまのニーズに応え続けるためには、その地域で活動できる医師を増やす採用活動と同時に、患者さまにしっかり向き合う時間を生み出す業務の効率化が必須です。CUCでは、医師採用のサポートと並行して、ウェアラブルデバイスを活用した遠隔バイタルモニタリング体制の構築などのIT活用の支援も行っています。人の力と、デジタルの力を掛け合わせ、新しい医療サービスのカタチを生み出していきます。
何のために取り組んだのか
医師が患者さまの自宅や介護施設を訪れて医療を提供する在宅医療は、最期まで住み慣れた場所で暮らすための高齢社会に対応する新たな医療の形態として、政府から推進されています。しかし一方で、全国的には在宅医療の提供体制構築が追いついていない現状があります。

大きな課題のひとつに、在宅医療クリニックの知識やイメージがまだ社会に定着していないことが挙げられます。患者さま・ご家族だけでなく、地域の医療・介護従事者でも、理解が進んでいないことも。そこで、CUCでは、クリニック開設支援後に、地域の医療従事者・介護従事者の方々に向けた勉強会を開いたり、介護施設への訪問を重ねたりすることで地域に在宅医療とはどのような医療なのか、を伝え、クリニックと地域の信頼関係を築いていきます。
このプロジェクトが生み出した価値
在宅医療が地域に根付くと、社会と医療機関の関係性から、さまざまな新しい取り組みが生まれていきます。例えば、東海地方で新たに訪問診療をスタートした病院では、自治体が掲げる「人生100年構想」実現に向けたフレイル※予防の情報発信や、異業種である地域のスーパーマーケットと連携した見守り体制の協議がスタートしました。 医療・介護という枠を超え、地域社会全体で「高齢者の住みやすい社会」を創る、多種多様なたくさんの人を巻き込んだプロジェクトに発展しています。

※フレイル とは 日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。 健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指しますが、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があります。
プロジェクト担当者の声
新しい地域にクリニックを立ち上げることは、事業所作りから近隣の病院や介護施設との関係性づくり、スタッフの育成など、全てをゼロから構築するため、簡単ではありませんが、スタッフ皆でクリニックを創り上げる一体感があります。また、地域の医療と介護事業者に向けた勉強会などの活動を通して、少しずつ地域に根ざしていく過程は、訪問診療を広げていく醍醐味だと感じます。 今後、超高齢社会を迎え、病院だけでは患者を抱えきれない日本の現状では、在宅医療の受け入れ先がもっと必要です。在宅医療システムを日本中に広げていくことで、地域に医療の新しい価値をつくり、「住み慣れた自宅で最期まで過ごすことができる」という当たり前の選択を希望する人皆が選べるような社会にしていきたいです。