PROJECT STORY

ストーリーで「前を向いて生きる」を支える、ケア事例共有会

PROJECT STORY
PROJECT03
PROJECT STORY ーPROJECT03
ストーリーで「前を向いて生きる」を支える、ケア事例共有会
在宅ホスピス
CUC HOIPICE

がん末期や難病を抱える利用者さまと向き合う。
エピソードを共有することで生まれる価値

プロジェクト概要
ケア事例共有会は、2019年からCUCホスピスが行う新たなイベントとして始まりました。全国の在宅ホスピスの事業所が、日々がん末期・神経難病を持つ利用者と接する中で生まれたケアエピソードを共有し合う、プレゼンテーションイベントです。

全国の在宅ホスピスの事業所で働く看護師や介護職員、セラピストなどのスタッフが日々自分たちのケアを振り返り、仕事の意義を再確認する機会として、また事業所の枠を超えて良い取り組みを学び合う場として、そして地域の人々に対してCUCホスピスの取り組みを知っていただく機会となるイベントを目指しています。

40代という若さで難病を患った女性の利用者さまの延命措置の判断に寄り添ったケースや、がん末期で痛みが強い利用者様の「自宅に帰りたい」という想いを叶えるためにチームで取り組んだケースなど、在宅ホスピスで行われている日々のケアの中でも特に印象的なエピソードが発表されます。
何のために取り組んだのか
在宅ホスピスでは、がん末期や難病を抱える、医療依存度の高い利用者さまを多く受け入れています。そのため、年間でお看取りを行うケースも多く、ホスピスで働くスタッフは、日々利用者さまの「死」に対する苦痛や不安を察しながら、最期まで前向きに生きられるよう精一杯のケアを行います。そうしたケアを行う中で、「自分の利用者さまに対するケアは正しかったのだろうか」「限られた時間の中でもっとできたことがあったのでは」と自問自答をして悩むスタッフが多くいました。

そこで、自分たちが行ってきたケアを言語化して皆に共有することで、スタッフの消化不良な気持ちを紐解く機会になれば、と始めたのがケア事例共有会でした。エピソードとして個々のケアでの取り組みを語ることで、より広い視点で自らのホスピスケアを捉えることができ、同じ悩みを持つ仲間と気持ちを共有することもできる。さらに、事業所内で完結していた良い取り組みを、他の事業所のスタッフにも知ってもらうことで、より質の高いケアを会社全体で追求できる。こうした目的で、ケア事例共有会の取り組みがスタートしました。
このプロジェクトが生み出した価値
まず、ケア事例共有会に参加するスタッフにとっては、発表を通して自分自身のケアについて深く考える機会になることはもちろん、発表に向けて事業所内のチームで準備を進めることで、チームワークを向上するきっかけにもなっています。また、プレゼンテーションの場では、他のスタッフの仕事への想いに刺激されて、自身のモチベーションも上がるという好循環も生み出しています。

そして、各エピソードを冊子化して地域の薬局や居宅介護支援を行う事業所の方々にお配りすることで、地域に在宅ホスピスについての理解を深めていただく役割も果たしています。
プロジェクト担当者の声
ケア事例共有会では、スタッフが日々利用者さまと向き合う中で生まれる葛藤や後悔、その先にある学びややりがいなど、様々な事柄が語られます。一人ひとりのケアへの想いが詰まったプレゼンテーションには、毎回社内のスタッフだけでなく、利用者さまやそのご家族、地域の方々からも反響をいただきます。
今後も、在宅ホスピスで働くスタッフが自身の仕事に誇りとやりがいを持ち続けられるように、運営方法を更にブラッシュアップさせながら継続していきたい取り組みです。